信州の食農連携プロジェクト LFPながの
目次
・LFPながの第1回研修会を開催しました
・メインテーマ①信州産小麦の利用拡大と生産振興
・メインテーマ②廃棄・未利用資源のアップサイクル(摘果リンゴ・ホエイ等)
・メインテーマ③エノキタケなど栽培キノコの夏期の販売促進
LFPながの第1回研修会を開催しました
LFPながののキックオフミーティングとして、第1回研修会を2024年5月30日(木)に、JA長野県ビルにて開催しました。
今年度のメインテーマである3本の分科会について、事務局から今年度の方針とプロジェクト案を提案しました。
令和6年度LFPながのメインテーマ
①信州産小麦の利用拡大と生産振興
②廃棄・未利用資源のアップサイクル(摘果リンゴ・ホエイ等)
③エノキタケなど栽培キノコの夏期の販売促進
メインテーマ①信州産小麦の利用拡大と生産振興
事務局から提案したプロジェクト案は以下の2点です。
1.消費者の需要の高さを生産者に伝え、生産振興を目指す、マーケットイン的な大規模サプライチェーンの強化拡大
2.個人生産者が出荷しやすい小ロット製粉加工所や飲食店などを繋げた、より小規模なサプライチェーンの構築
分科会であがった意見(抜粋)は以下の通りです。
・小規模サプライチェーンを通じた販路形成はもちろん、地域のブランディング化に繋げたい
・学校給食での信州産小麦の提供を目指したい
・パンや麵にこだわらず、醤油や味噌等の調味料でも小麦の使用を増やすのはどうか
・秋までに小麦の在庫が持つのかどうか
メインテーマ②廃棄・未利用資源のアップサイクル(摘果リンゴ・ホエイ等)
これまでの取り組み事例として、(株)マツザワの森本専務から、昨年度までに取り組んだ、摘果リンゴを利用した商品や、静岡県函南町で取り組んでいるホエイの入浴剤について紹介がありました。また小布施町の山本さんから、廃棄物となっている栗イガの事例が紹介されました。
分科会であがった意見(抜粋)は以下の通りです。
・ホエイも大量にあれば、大手美容商品メーカーに買い取ってもらえるが、少量ではロットの生産に追いつかず買い取られない
・未利用資源を活用する場合に、生産量が少なくても買い取れるよう、(株)マツザワでは小ロットで加工できる粉末機械を導入している
・ホエイは腐りやすいため、特に食品に加工する場合は、集荷の仕組みを考える必要がある
・スイートコーン生産の場合、第二果を加工用に回している。味は良いが、先が詰まっていない。肥料代やマルチ代は第一果と同じくらいかかるため、うまく使いたい
メインテーマ③エノキタケなど栽培キノコの夏期の販売促進
夏場の消費量拡大のため、令和3年度に開発されたエノキタケメンチカツのような
加工品の種類を増やすことを事務局から提案しました。
分科会であがった意見(抜粋)は以下の通りです。
・エノキタケの生産が過剰になると、価格が下落する恐れがある。生鮮品の流通を保ちながら、加工品に使用する分の生産を拡大することが重要
・エノキタケメンチカツの需要は県内外であるため、全国的に広めていきたい
・エノキタケメンチカツは冷めても美味しいと評判で取り入れたいが、価格と量について課題がある
・キノコの天ぷらを使った寿司ネタや、タネにキノコを入れた餃子を作るのはどうか
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