お知らせ

産直コペルvol.77発行のお知らせ

国土の7割を山間地が占める日本において、棚田は急斜面を有効活用し、限られた土地で食料生産を行う方法として広がってきた。また、洪水や土砂流出の防止、地下水の涵養、生態系保全、美しい景観といった、棚田の持つ多面的な機能も重要視されている。
そのため、急斜面・狭小区画により効率的な農業が難しいにも関わらず、多くの地域で維持存続活動が行われてきたが、高齢化による担い手不足などで、耕作放棄地の増加に歯止めが掛からないのが実情だ。
こうしたなかで、棚田の維持存続に向けて、全国で新たな取り組みが次々と出てきている。LFP(ローカル・フード・プロジェクト)や、農村RMOといった国の補助事業も活用しながら、棚田オーナー制度などを導入する取り組みがある。また、地域の酒造や企業と連携して棚田米で酒造りをしたり、温室効果ガスのメタンを減らす環境配慮型農法で付加価値を高めるものもある。
現場を取材し、これからの棚田を通じた地域づくりについて考えた。

特集 棚田で、地域づくりの新たなかたち

06  LFPながの・棚田プロジェクト(長野県伊那市)
   「環境配慮型コメ・酒・新サービスづくり」で地域活性化を図る

10  一般社団法人ススメル(宮崎県日南市)
   行政でも民間でもない立場から 地域の暮らしをともにつくる

14  NPO法人恵那市坂折保存会(岐阜県恵那市)
   周辺地域も巻き込みながら、棚田保存を超えた”地域づくり”へ

16   直売所読本 第14回
   小さな直売所、大きな直売所―どっちが好きですか?

18   全国直売所、自慢の一品 (だいず食堂パチョコ 長野県小川村)
   だいずニャマバーガー 

20   土を育てるvol.55 高原ファーム(長崎県南島原市)
     兄は畜産、弟はキャベツ栽培 二人で描く、農畜複合経営の夢

26    定点観測(岩手県一関市)
    発信を積み重ね、地域の農業をつなぐ

28   見習い新人の直売所訪問レポート
   秋津野ガルテン 秋津野直売所「きてら」(和歌山県田辺市)

30 車中泊ライター全国放浪記
   まほろばキッチン(奈良県橿原市)

32  あいきびと通信」 —若者による新たな地域づくりの挑戦—
   内外の人が混ざりあう環境が若者の地域への一歩を後押しする

34  トウガラシ博士が行く! 地域野菜あまから訪問記  信州大学 松島憲一
    自家採種が伝統野菜の要―カブとツケナ―

36  学校給食と地産地消 第26回 学校給食地産地消食育コーディネーター 杉木悦子
   「せたがやそだち給食」

40   新・農業経済 第24回 千葉大学大学院 園芸研究員教授 櫻井清一
    農業統計にアクセスする・活用する

42 レポート 愛媛県「令和7年度 地域資源活用・地域連携人材育成研修」
   ”次世代6次産業人材”の育成を目指して

45 地産地消の人々~行動する直売所。それを率いる人々  全国農産物直売所ネットワーク 森岡亜紀
  時代に即した運営と関わり方

46 次号予告 編集後記